2025年7月14日(月) 気が付けば自分も50歳になりました。
孔子の言葉に「五十にして天命を知る」なんて言葉がありますが、正直なところ”天命”と言われても自分にはまだよくわかりません。
ただ最近、自分なりの”道”っていうか生きる意味みたいなものは少しずつですが見えてきた気がしています。
これまで部品加工やメンテナンス、破砕機の設計・製造という仕事を通して「こんな機械作れますか?」とか「もっと安全な機械、もっと便利に出来ませんか?」といったお客様の声を聞いて、少しでも理想に近づけられないかって自分なりに応えてきた中で、自分は”人が困っている事を手助けできる何か”を形にする仕事が好きなんだなってあらためて思う様になりました。
たとえばナンバープレート用の切断機「NP-1」を作った時もそうでした。
これまではシャーリングを使用されていて数枚ずつ手で切っていたものをお客様からのご要望で
「作業者が怪我をする心配が無く安全に作業が出来るようにしたいんです。作業スペースにも限りがあるので極力コンパクトな形でいて、連続で切断出来る・・・そんな機械ってなんとか作れないものですかね?」
そういう「こうだったらいいな」っていう想いを形に出来た時に自分はやりがいを感じています。
出来上がった「NP-1」を使って頂いた作業者の方から「俺、この機械なんか好きだなぁ・・・」って言って頂けたあの言葉は今も自分の励みになっています。
最近ではその”ものづくり”の面白さを若い人や設計に詳しくない方達にも伝えられたらいいなって思って、動画づくりにも挑戦しています。そこにはキャラクター(クミノス)を登場させたりとちょっと遊び心もプラスしています。
それがすぐに誰かの役に立つかはわからない。
でも 最近こう思う様にしています。
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いまを生き 遠き誰かに種をまく
己の道が やがて道標(みちしるべ)
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今やっている事が、いつか誰かの背中を”そっと”押すきっかけになるかもしれない。
そんな気持ちでこれからも日々地味にコツコツと、出来ることを続けていきたいと思っています。
50歳、まだまだ学びの途中
むかし心に刺さった言葉「おもしろき こともなき世を おもしろく」を胸に、これからも頑張って”おもしろく”進んでいこうと思います。